肝臓結合組織炎、2型糖尿病、床ずれに対するアロエ高分子片の治療効果

Therapeutic Efficacy of Aloe Vera high Molecular Fractions for Treatment of Hepatic Fibrosis, Type 2 Diabetes, Bed Sores and Lichen Planus

http://www.ghrnet.org/index.php/joghr/article/view/430/278

Published online: July 21, 2013

<抜粋>

アロエベラのゲルはやけどの傷や肝炎の治療に広く使用されてきましたが、その治癒の兆候と明確にいえるものはまだありませんでした。その不明確な治癒の兆候のひとつが、アロエベラ・ゲルの色素物質やその成分の蓄積や変化によるものかもしれません。アロエベラ・ゲルは、機械または手作業で外側の葉から、切ったり、離したりすることによって葉の内側の皮を剥がします。このテスト製品の生物学的内容物の相違によって、治療の評価も違ってきます。アロエベラの葉のゲルの色素物質は、発がん性の可能性を有するバルバロインやアロエエモジンのようなアロエベラの葉のゲルの色素物質は木炭処理の過程なしには完全に除去することができませんでした。

生物学的に活性成分の品質管理には治療への応用が必要になってきます。そこで着色された材料を流水で洗い流した後に、特許取得済みのハイパードライシステムを使用することによって、アロエ高分子画分(AHM)が10ppm未満のバルバロインを含む元の天然の形態で得られるようになってきました。

 AHMには、免疫調節活性および抗炎症活性を示す多糖類(アセマンナン)および糖タンパク質(ベレクチン)などの高分子成分が主に含まれています。化学的および生化学的特性に基づいてAHMは充分に管理された臨床試験を実施するように設計された治療法で検討され、ウイルス感染により誘導された肝・門脈周囲の線維症および2型糖尿病患者に対する免疫調節剤として、さらに創傷、治療褥瘡および扁平苔癬に苦しむ患者への潰瘍治癒軟膏としての有効性が実証されました。従って、AHMは、天然の新しい低コストで安全な薬物であると考えられ、老化プロセスを遅らせることによる加齢関連疾患の予防にも可能性のある治療効果を示すものと考えられました。