アロエベラ・ゲルから分離された多糖類は、マウスのTh2免疫を阻害することによってオボアルブミン誘発食物アレルギーを抑制する
Polysaccharide isolated from Aloe vera gel suppresses ovalbumin-induced food allergy through inhibition of Th2 immunity in mice.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29494957#
<抜粋>
アレルギー反応は、免疫システムがアレルゲンと呼ばれる無害な物質に過剰に反応して身体に接近するときに起こります。 食物アレルギーは食物タンパク質に対する過敏性免疫反応であり、食物アレルギー患者の数は近年増加しています。 アロエベラは健康と薬用のために使われています。 特に、アロエベラは免疫力を高めることが報告されています。 しかし、食物アレルギーに対するアロエベラの効果はまだ十分知られていません。
本研究では、マウスの食物アレルギーを誘発する卵白アルブミン(OVA)に対する低分子量アロエ多糖(AP)を含むアロエベラ・ゲル(PAG)の効果を調査しました。 アレルギー症状: 直腸温、および下痢は、OVA誘発により食物アレルギーを示すマウスで測定されました。 他のアレルギーパラメータもまた、RT - PCR、ELISA、フローサイトメトリー、その他の生化学的方法によって分析されました。 結果として、PAGは、OVA誘発食物アレルギーマウスにおける体温と下痢を減少させ、アレルギー症状を抑制しました。 PAGはまた、ヒスタミン、肥満細胞プロテアーゼ−1(MCP − 1)、免疫グロブリン(Ig)E、さらに2型ヘルパーT細胞(Th2)サイトカイン(インターロイキン – (IL)−4、IL − 5、およびIL − 13)などの血清濃度を低下させました。
さらに、PAGは脾臓および腸間膜リンパ節におけるTh2細胞の増加を抑制しました。 PAGはまた、食物アレルギーを有するマウスにおいてIL - 10の産生および1型調節性T(Tr1)細胞を増加させました。 これらの結果、私たちの発見は、PAGが少なくとも部分的に食物アレルギーマウスにおけるIL-10の分泌を刺激することによってTh2免疫応答を抑制したこと示唆していることになります。